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第3話 映像証拠

last update 게시일: 2026-01-08 16:01:02

そう聞かれて、もう美衣子とはやっていけない。

離婚の方向で考えるしかない!

それに、もしも蓮斗がMという奴の子どもだとしたら、俺は、蓮斗と離れ離れになってしまう。

そもそも親権は、母親の方が取れる確率が高い。

ましてや、俺とは血が繋がっていないとなると、美衣子が働いて蓮斗を育てる事が可能だ。

放棄するなど、よっぽどのことがない限り、俺が育てられる可能性は、低いのだろう。

俺は、騙されたことと、蓮斗と離れなければならないこと、両方の悲しみで涙を堪え切れなかった。

悔しさから滅多に涙など流さない俺は、布団の中で1人、声を殺して男泣きをした。

──どうして、気づかなかったのだろう

どうして、見抜けなかったのだろう……

そして……ふと思った。

蓮斗は、3歳。

俺たちは同棲して、半年で妊娠が発覚し籍を入れた。

と言うことは、美衣子は、少なくともその頃からMという男と会っていた。

俺と同時期に会っていたのか?

俺は、それを知らずに、何の疑いもなく自分の子だと信じて籍を入れてしまったのか……

疑う余地などなかった。

この父親と見られるMと美衣子は、以前も付き合っていたのか? なぜ結婚しなかったのだ?

あれこれ、確認したいことが山積みだ。

その前に、俺はまずDNA鑑定をすることにした。

そして、土曜日は、蓮斗を実家に預け、高橋と共に現場を押さえに行くことを決意した。

もう終わりだ……

──水曜日の朝

結局、一睡も出来なかった。

美衣子と顔を合わせることなく、俺は早めに家を出た。

後3日も、何も言えずに、美衣子と顔を合わせるのは辛い。

もちろん蓮斗には、会いたい!

でも……もし俺の子じゃなかったら……

そう考えると、内臓をえぐられるほど、堪らなく悲しくて辛い。

すぐに、蓮斗の歯ブラシと俺の歯ブラシをDNA鑑定に提出した。

急ぎで出したので、ちょうど週末には、結果が出るだろう。

仕事終わりに、とりあえず、高橋に会いに行くことにした。

「久しぶり! 大丈夫?……じゃないよなあ」

と言う高橋。

「すまないな、久しぶりに会うのに、こんな依頼」

「いや、大丈夫だ! コレが俺の仕事だからな」

高橋に会うのは、俺たちが入籍した後、数名でお祝いパーティーを開いてくれた時以来だ。

俺たちは、結婚式をしない代わりに2人だけで、ウェディングフォトを撮った。

美衣子がそれで良いと言ったからだ。

美衣子のご両親は、あまり美衣子に関心がないようで、少し複雑な関係だと今でも思っている。

高橋に、

「美衣子と蓮斗の顔を見るのが辛い」と俺が言うと、

「まあ、それが普通の感情だよな」と、同情された。

高橋に、土曜日まで出張だと言って、家に帰らないでおこうかと思っていると言うと……

「う〜ん、気持ちは分かるが、もしかすると、昼間に、このRという男を家に連れ込んでる可能性が有るな」と言った。

──やっぱりか……

「ハア──だよな」

俺は、項垂れた。

「もし今、お前が出張って言ったら、もしかすると……」

「えっ?」

もう全てにおいて、信じたくない話ばかりだ。

でも、証拠が撮れるかもしれない! と言われた。

そして、高橋は、部屋に小型カメラの設置をするよう俺に勧めた。

「逃げたい気持ちは、分かるが一度帰って、設置して来い!」と……証拠の為だ。

そうするしかない。

そして、俺は、高橋に言われるがまま、高橋から借りた小型カメラを部屋に設置すべく、渋々帰宅することに……。

帰るや否や、美衣子には目も合わせず、

「ただいま、明日急に出張になったから」と言うと、

「そう、なんだ……分かった!」といつもと変わらない口調の美衣子。

──もしかすると、後でRに連絡するかもしれない

蓮斗がまだ起きてくれていて、助かった。

すぐに、俺は、蓮斗の方を見て誤魔化した。

「蓮斗〜! ん? お風呂まだ?」と蓮斗に聞くと、

「うん」と答えた。

「あ、うん、ちょっと今日忙しくて……今から」と美衣子は言った。

──忙しかった? まさか今日も昼間会ってたのか?

「蓮斗〜パパと風呂入るか?」

「うん」

そう言うと、嬉しそうに洋服を脱ぎ始めた。

いつもなら、とっくに入っている時間。

可哀想に……

「良し行こう!」

蓮斗の髪とカラダを洗って、自分も洗う。

その時、俺は、衝撃的なことを耳にした。

「また、あのお兄さん来る?」と言った蓮斗。

····?」

「うん! 公園で遊んで来れるママの友達」と言った。

──!!

蓮斗にも会わせているのか?

いったい何を考えているんだ!

また、気分が悪くなった。

子どもは、正直だ。

しかし、····とは、誰の事を言っているんだ?

もう少し聞いてみると……

「そのお兄さんと公園で遊んだの」

「パパが居なかった時?」

「うん、ママとお兄さんと蓮斗」

指を1本1本折りながら数えている。

「そうか……」

恐らく俺が出張した日だろう。

すると、蓮斗は、突然、

「マーくん!」と言った。

美衣子が『マーくん』と呼んだのだろう。

──Mとは土曜日の夜にだけ会っていたんじゃないのか?

いつのことかは、3歳の蓮斗の言うことだから、

事実は分からない。

しかし、3人で一緒に公園で遊んだようだ。

子どもが誰にも言わないとでも思ったのか!

ホント最低だな。

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